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MediaConverter.ioがファイルをアップロードせずに変換する仕組み

MediaConverter.ioで動画や音声ファイルを変換すると、その処理は、お使いのコンピューターやスマートフォン上のブラウザのタブの中で行われます。ファイルが当社のサーバーに送信されることはありません。このページでは、それが何を意味するのかをわかりやすく説明し、続いて、詳しく知りたい方のために技術的な詳細を解説します。

要点

一般的なオンライン変換ツールは、ファイルをサーバーにアップロードし、そこで変換して結果を送り返します。MediaConverter.ioはこの往復を省きます。変換用のコードはページのほかの部分と同じようにブラウザにダウンロードされ、処理はお使いのデバイスが行います。

  1. お使いのデバイス上

    ファイルを選ぶ

    ページにファイルをドロップするか、ファイル選択ダイアログで選ぶと、このブラウザのタブがそのファイル1つだけを読み取れるようになります。サーバーには何もコピーされません。

  2. ブラウザ内

    ページがファイルを読み取る

    ツールはタブの中で、その場でファイルを調べます。形式、コーデック、再生時間、解像度、音声トラックや字幕トラックなどです。

  3. お使いのデバイス上

    デバイスが変換する

    ブラウザに組み込まれたメディアエンジン、またはページ内で動作するFFmpegのコピーが、ファイルをデコードして新しい形式にエンコードします。

  4. お使いのデバイス上

    結果を保存する

    完成したファイルは、タブのメモリからブラウザのダウンロードに直接保存されます。タブを閉じると、まだ保存していないものは消えます。当社側で削除すべきものは何もありません。

利用者にとっての意味

プライバシー。録画、映像作品、ボイスメモはお使いのデバイスに残ります。当社のサーバーにはコピーがないため、流出することも、想定より長く保管されることも、後から削除する必要もありません。ほとんどのWebサイトと同様に、当サイトもGoogle AnalyticsとMicrosoft Clarityを使ってサイトの利用状況を計測しています。対象は、閲覧されたページ、クリック、そして、どの形式が変換されたかや、メガバイト単位に丸めたファイルサイズといったイベントです。これらのツールがファイル自体を受け取ることはありません。

速度。アップロードを待つ必要も、結果をダウンロードする必要もありません。大きな動画では、これらに変換そのものより時間がかかることもあります。変換自体の速度は、お使いのデバイスによって決まります。ブラウザがコンピューターやスマートフォンに内蔵された動画処理用のハードウェアを使える場合は高速ですが、ツールがFFmpegに切り替える必要がある場合は、プロセッサーがすべての処理を担うため遅くなります。

制限。すべての処理がデバイスのメモリ内で行われるため、実質的な上限は当社が決めた数値ではなく、ブラウザが使えるメモリの量です。変換ツールは元のファイル全体をメモリに読み込むため(使用しているFFmpegエンジン自体の上限も約2 GBです)、1ファイルあたり約2 GBが実質的な上限で、それより大きいファイルは開けない場合があります。スマートフォンはコンピューターよりもメモリが少なくプロセッサーも遅いため、時間がかかり、上限にも早く達します。変換が終わるまでタブを開いたままにしてください。タブを閉じると変換が止まり、結果は破棄されます。

内部の仕組み:WebCodecs、mediabunny、FFmpeg

ファイルの読み込み。選んだファイルは、ブラウザのFileオブジェクトとしてページから扱えるようになります。ファイルの調査はその場で行われます。mediabunnyは必要なバイト範囲だけを読み取り、FFmpegのffprobeは、ファイルをコピーせずに遅延マウントを通じてファイルの詳細を読み取ります。その後、FFmpegを使う変換ステップでは、ファイル全体がFFmpegのメモリにコピーされます。1ファイルあたり約2 GBという上限は、ここから来ています。

高速な経路:WebCodecs。WebCodecsは、ブラウザにもともと搭載されている動画・音声のデコーダーやエンコーダーに、Webページから直接アクセスできるようにするブラウザAPIで、利用可能な場合はデバイスの動画処理用ハードウェアを使えます。各ツールはmediabunnyを通じてWebCodecsを動かします。mediabunnyはオープンソースのTypeScriptライブラリで、MP4、MOV、Matroska(MKVとWebM)、MPEG-TS、WAV、Ogg、FLAC、MP3、ADTS AACのファイルを読み込み、フレームをWebCodecsに渡して、MP4、MOV、MKV、WebMと一般的な音声コンテナを書き出します。

代替の経路:WebAssemblyにコンパイルされたFFmpeg。高速な経路でできない処理には、ページがffmpeg.wasmを実行します。これは、WebAssemblyにコンパイルされたFFmpeg 0.12.10のコアです。サードパーティのCDNではなく当社のドメインから配信され、プロセッサー上でシングルスレッドで動作し、WebCodecsにできない処理にのみ使われます。具体的には、AVI、FLV、TSファイルの書き出しとFLVの読み込み(映像はエンコードせず、コンテナ間で移し替えます)、AVIファイルやブラウザでデコードできない動画(DivX、Xvid、MPEG-2など)の変換、そしてほとんどの音声形式のエンコードです。WebCodecsより遅いものの、どのブラウザでも同じように動作します。

どのエンジンがどの処理を担当するか
処理エンジン
ファイルを追加したときのファイル情報の読み取りFFmpeg(ffprobe)。ファイルをコピーせず、その場で読み取ります
MP4、MOV、M4V、MKV、WebM、MPEG-TS、H.264のFLVからの映像の再エンコード(出力がAVI、FLV、TSの場合を含む)mediabunny経由のWebCodecs。ブラウザが提供していればハードウェアアクセラレーションを使用
動画変換ツールでの音声トラックと字幕トラックFFmpeg(映像の変換後)
音声変換ツール、および動画の音声を音声ファイルとして保存する処理FFmpeg
動画圧縮ツール(映像と音声)mediabunny経由のWebCodecs(代替としてFFmpeg)
AVI、FLV、TSファイルの書き出しと、H.264のFLVの読み込みFFmpeg。WebCodecsの前後で、映像をコンテナ間で移し替えるだけです
FLVからの、またはAVI、FLV、TSへの、変更しないH.264映像(AVIからは別のAVIへのみ)FFmpegでコピー。何も再エンコードされません
AVIから別の形式への変換(AVIにはデコード順のフレーム時刻しか記録されないため、H.264であっても再エンコードされます)と、ブラウザでデコードできない動画(DivX/Xvid、MPEG-2、Sorenson Spark、VP6)の変換ファイル全体をFFmpegで処理

経路の選択。変換の前に、動画変換ツールと動画圧縮ツールは、mediabunnyがファイルを開けるか、映像をデコードできるか、目的の形式で書き出せるかを確認します。どれか1つでも答えが「いいえ」の場合や、ブラウザが映像トラックを捨てなければならない場合は、処理全体が代わりにFFmpegに回されます。そのため、非対応のコーデックがあっても、ファイルが壊れるのではなく、変換が遅くなるだけです。

結果。変換されたファイルはメモリ内で組み立てられ、ローカルのblob:リンクとしてブラウザに渡されます。これがダウンロードフォルダに保存されるものです。ツールに「すべてダウンロード」がある場合は、そのZIPもページ内で作成されます。

サイトのどの部分がサーバーを使うか

以下に挙げる無料ツールと、MP4からMP3への変換のような形式別の変換ページはすべて、ファイルをお使いのデバイス上でのみ処理します。当社のサーバーは、ほかのWebサイトと同じように、Webページ、ツールのコード、FFmpegエンジンを配信します。

次の2つの機能は仕組みが異なり、このページで説明している変換ツールとは別のものです:

  • AIスタジオ(当社のAIアシスタントで、ToolGPTとしても提供)は、チャットのメッセージをサーバー上で動作するAIモデルに送信します。ファイル処理のほとんどは、ここで紹介するツールと同じくブラウザ内で行われますが、ノイズ除去と、声と音楽の分離はクラウドサービスで実行されます。許可すると、処理のために音声がアップロードされます。
  • タイムライン動画エディターの自動字幕は、字幕を作成するために、プロジェクトの音声を文字起こしサービスに送信します。

よくある質問

01

MediaConverter.ioを使うと、ファイルはアップロードされますか?

いいえ。変換、圧縮、カット、分割、回転の各ツールは、ブラウザのタブ内でファイルを読み込んで処理します。ファイルの内容が当社のサーバーに送信されることはありません。ほかのWebサイトと同様に、ブラウザは当社からページと変換用のコードをダウンロードします。また、当社はどの形式が変換されたかや、おおよそのファイルサイズといった匿名の利用統計を収集しますが、ファイルそのものを収集することはありません。

02

Webサイトがサーバーなしで動画を変換できるのはなぜですか?

最新のブラウザにはWebCodecsが搭載されています。これは、デバイスにもともと備わっているのと同じ動画・音声のエンコーダーやデコーダーをWebページから使えるようにする組み込みの仕組みで、多くの場合ハードウェアアクセラレーションが効きます。MediaConverter.ioはオープンソースのmediabunnyライブラリを通じてWebCodecsを動かし、その経路で扱えない形式やコーデックには、WebAssemblyにコンパイルされたFFmpegをページ内で直接実行します。

03

ファイルサイズに上限はありますか?

プランやアカウントによる上限はありませんが、変換ツールはファイル全体をブラウザのメモリに読み込むため、1ファイルあたり約2 GBが実質的な上限です。それより大きいファイルは開けない場合があります。スマートフォンはメモリが少なくプロセッサーも遅いため、大きなファイルでは時間がかかり、より早い段階で失敗することがあります。

04

スマートフォンや古いノートパソコンで変換が遅いのはなぜですか?

処理はお使いのデバイスのプロセッサーが行うため、スマートフォンや古いノートパソコンでは、最近のデスクトップより時間がかかります。FFmpegに切り替わる変換はさらに遅くなります。ブラウザ内のFFmpegはプロセッサーだけで動作し、WebCodecsが使える動画処理用のハードウェアを使えないためです。

05

どのブラウザに対応していますか?

各ツールは、最新のデスクトップ版ChromeとEdgeを対象に開発・テストしています。この2つはハードウェアアクセラレーション対応のWebCodecs動画デコーダーを利用できるため、最も高速でもあります。最近のFirefoxとSafariも同じWeb APIに対応していますが、対応するコーデックはブラウザごとに異なります。WebCodecsでコーデックが使えない場合、ツールはFFmpegに切り替わり、処理が遅くなります。あるブラウザでファイルの処理に失敗した場合は、ChromeかEdgeをお試しください。

06

何かをインストールする必要はありますか?

いいえ。すべてブラウザのタブ内で動作します。最初のファイルを追加すると、ページが当社のドメインからFFmpeg 0.12.10エンジン(約32 MB)をダウンロードし、その後はブラウザがキャッシュに保持します。